暮らしの小さな困りごと
急かされると、できることもできなくなる
ATMや券売機、セルフレジなどを操作している途中で、突然、最初の画面に戻ってしまったことはないでしょうか。
一定時間操作がないと、自動的に終了する仕組みです。
画面を読む。内容を理解する。財布からカードを取り出す。次に押す場所を探す。
一つひとつの動作に少し時間がかかる人にとって、操作時間の制限は大きな壁になります。
急いで操作しようとすると押し間違える。やり直しているうちに後ろに人が並ぶ。焦ることで、さらに操作できなくなる。
最後には「自分には使えない」と諦めて、誰かに頼ることになります。
安全や混雑への配慮から、時間制限が必要な場合もあるでしょう。それでも、終了前に分かりやすく知らせる、本人が時間を延長できる、ゆっくり操作できるモードを用意するなど、できる工夫はあります。
誰もが同じ速さで読んで、考えて、手を動かせるわけではありません。
使いやすさとは、操作を少なくすることだけでなく、その人に必要な時間を待てることでもあると思います。
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